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2012年2月17日 (金)

●内海新聞(No716_20120217)

(見出し)
医療●天皇陛下の心臓手術
(本文)
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医療●天皇陛下の心臓手術
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東京ハートセンター・センター長で心臓外科医の南淵明宏さんと爆笑問題がトークする番組がNHKの昨夜遅くありました。

おりしも明日が、天皇陛下の心臓冠動脈バイパス手術の日で、「偶然か?あてつけか?」と思ったぐらいです。

NHKが政府とネットでシステム作って、官邸の言いなりに報道をしていることは以前、ばらされましたが、今回も天皇陛下の本当の病状や手術の危険性については、東大医学部教授らの知恵でうまくごまかして報道し、国民を安心させたようです。

私も、読者の相談や自分の家族のがんや脳梗塞で医学は散々勉強するはめになったので、今回も78歳の天皇陛下が心臓バイパス手術を受ける……98%の成功率だし年間数万件もしている当たり前のような手術だからだいじょうぶだ!というどう考えてもNHKのインチキ報道が、昨夜の爆笑問題の番組で「自己崩壊」しているのを興味深く見てました。
あの番組を朝からやったら誰も陛下のバイパス手術が安全だとは思わないでしょう。

読者で老齢のおばあさんにペースメーカー埋め込み手術をさせるべきかという相談があったのですが、今回の天皇陛下と変わらないんですよ。若い人と違って、老人はただでさえ体力も組織回復力も遅くなっているんで、5時間以上かかる心臓バイパス手術より1時間程度と短く簡単といわれるペースメーカーの手術でさえ、本人の体調、医師と病院の組み合わせ、曜日、時間帯、などの決定による「運命」で98%の成功が2%の失敗に当然なるし、手術自体が成功しても術後経過で合併症や多臓器不全、感染症を起こすことは十分ありえます。運が悪ければ入院中の医療ミスさえ加わります。

以前、医学書を読んでいたら「創傷の治癒は元の組織の70%程度までしか戻らない」という記述がありました。医師や医学生が普通に勉強するテキストでした。

ということは、われわれが包丁で指を切った、事故で手足をざっくり切った、こういう切り傷はその後、治っても、切れた部分はもともと生まれ育って出来上がった組織より30%は弱くなって今後生活することになるということです。やっぱむやみに生身の体というのは切らないほうがいいです。

手術は、強制的にメスで皮膚から肉を切り裂く行為です。これがもろあてはまる。

次に、人間は体を損傷すると体内の免疫機構が即座に反応して膨大なサイトカイン(抗体)を血液中に放出します。したがって、これらのバランスが老人だと崩れていますから、今度は免疫の疾患が発生する。だから術後のショック死(多臓器不全とされる)、発熱、痛みは当然ありうるわけです。

昨日の南淵医師の話は、医師の本音がけっこう出ていて、唯一うそだなと思ったのは「患者は何でも医師に気軽に話すべきだ」というところでした。彼、鼻に手をあてていたんで、心理学的にウソだなとすぐわかりました(たぶんNHKのディレクターが番組を感動的にしたいのでそういうことを言ってもらうように爆笑問題や医師に話しているんでしょう)

私が、自分の母や父、自分でさえも入院して知ったのは「実は病院や医師の下手うまって案外あるようでない。

標準的な診断、治療方針の策定、施術はけっこうほとんどの医師は守っているし、技量にインパクトを与えるのは手術回数、経験年数。検査をするかどうかが大事で、検査をしない限りはどの医師もいくら患者と話していても病気が何かはわからない。

厚生労働省の厳しい縛りでカネをとる手段がないので、病院としてはしかたなく、美容治療やエステサロン、高級ホテルのように内装をきれいにしたクリニックにしているが、若くてかわいい女の看護師がニコニコいたれりつくせりでサービスしようが、市民病院や大学病院の汚い診療室で年配の看護師が無愛想にサービスしてもやることは結局一緒。むしろ、設備投資やきれいにするほうにお金をかけている病院のほうが投資額を回収しないといけないので、なんでもかんでも理由をつけて医療費、薬代をかすめとる。

でも、手術回数が多くても下手なまま繰り返していたらやっぱ下手。

ほとんどの場合、患者が医師や病院を名医、いい病院だと評価するのは「思い込み」であり、朝日や読売がよくやる「病院ランキング」は使い物にならない、非科学的であり、絶対見たり買わないほうがいい。ほんと役に立たない。

【チーム医療】なんて標語は日本ではまったく意味をなしていないので、叫んでいる病院はウソだと思ったほうがいい。笑いとばしてやれ。各科の連携はしょせん、医師が仲の悪い派閥の院内で電子メールや電話で紹介をするだけである。「うちの呼吸器内科はね」「うちの歯科はね」と紹介時に他科をボロクソにいう医師が多すぎる(大爆)私が思っていたチーム医療は一人の患者に対して天皇陛下のように複数の専門医が医師団を形成して集まり会議を開き、各科の所見から身体の総合的観点で予見される病気や予後を考慮して治療を行うものだと思っていたが、日本の医学界のチーム医療はあまりにもレベルが低くて話にならない。

結局のところ患者の評判のいい病院や医師というのは医師が患者側にたって愛想よくおだてたり、親身に話してくれた、話をじっくり聴いてくれた。とか「コミュニケーション」という医学とあんまり関係ない部分で形成される。(ただ、アメリカのアンダーソンがんセンターにいる上野直人医師(M.D./Ph.D)とツイッターで話したところアメリカの医師は患者とのコミュニケーション能力も重視して教育しているそうで、日本の医師が厚生労働省とも医学教育のカリキュラムにコミュニケーションを入れていないのはおかしいと言っていました。小宮山厚生労働大臣は医学部教育課程に「コミュニケーション」を据え、医師国家試験科目にも入れるよう改正すべきでしょう)

だからたとえ患者無視と言われるパターンで、診断と治療方針を決めた医師と看護士が無表情で治療や投薬を進めていて不審に思い「ヤブじゃないのか?」とかんぐったとしても、実際は治療でやるべきことはやっている。

ただ、医師も看護師もあまりにも重労働なので、疲れており、彼らの精神状態、経済状態、健康状態に施術や点滴や注射の針刺しは影響を受ける。むしろそちらのファクターを考えておいた…

[続きはコチラから]
https://mypage.mobile.mag2.com/WebLeading.do?id=5Xv64nMRl4i&position=3000#position

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